ブログ(再開?)

2012.12.17

”を”と”で”

  週末は二日間にわたって研究会。初めての熊本。市電での移動が楽しかった。

 今回の研究会で改めてはっきりとわかったこと。「映像をやりたい人」と「映像でやりたい人」との間に、超えられない壁があること。「を」の人は気をつけないととんでもないことになる。そういう人もひとまず「で」と言う。だが、「言葉でできないことを映像で」という意味で「で」しか考えず、「映像でできないことを言葉で」を全く考えないと、「映像ステキ♪(←ここまではいい、個人の勝手だ)みんなも好きになって♪(←これは無理強いだ)」という気味の悪いことになってしまう。そして、たいがい「で」がどうでもよくなって「を」ばっかりをやってしまい、さらには「を」ばっかりなことに自覚がなくなってしまう。

 ・・・私は最近「映像」という言葉を使うのがあまり好きではなくなっているので、ヴィジュアルな、にしておこう。ヴィジュアルなものと言葉とはまっこうから対立するのではない。そうではなく、質が異なるのだ。どちらも利点と限界がある。ヴィジュアルなものと言葉とを自分の研究の中でうまく配分しないと、おもしろいこと、ハっとさせられるような民族誌を提出することができなくなるだろう。

 芸人は自分で笑ってはいけないし、笑われてもダメだ。笑わせないと。

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