研究について(工事中、掲載中のものは古いものです)

最終更新:2013.11.27

 キーワード:聾、子供、コミュニケーション、歌、ダンス、音楽、手話、言語、身体、感覚、ヴィジュアル・メソッド、ケニア、アフリカ、日常性

【現在の研究テーマと今後の抱負(2013年度)】

(D)ダンスのリズムと日常の身体運動のリズムとの関連(某機関報告書への投稿を目標)

 ケニアで撮りためた動画(再生時間が数秒のものから1時間超えまでバラバラ)、静止画(記念写真だけではなく聾学校の子供などに描いてもらった絵など)、音声録音ファイルの合計2000以上(大半が動画)の整理に着手しました。具体的には、エクセルでざっとインデックスをつけていき、FileMakerを用いてデータベース化します。この作業は過去にもチャレンジしましたが、インデックスのつけ方、データベースの基準づくりに苦慮し、途中で断念してしまいました。博士論文を完成させたことで、データベースのための基準を絞ることができたのと、もはやライフワーク(一生かかる仕事)にしてもいいという覚悟ができたので、手をつけることにした次第です。急がば回れ。

(E)下記(A)で、ヴィジュアル表現メソッドの提示

 (D)が論文の内容部分にあたるとすれば、(E)は論文の方法になる。(D)と(E)を中心に据え、単著執筆にこぎつけたい。(すなわち、博論はベースにはなるかもしれないが、そのままor加筆修正程度での出版ということはしないつもり)

(F)2007年に発表した「一言語・一共同体を超えて」+αの英訳版作成(某学会英文誌に2014年投稿を目標)

  →pending

(G)下記(B)の作業:どこでどう発表するのか未定なので一番後回し。

  →pending

【現在の研究テーマと今後の抱負(2012年度)】

 現在は、次の三つの作業課題を抱えています。

(A)ケニアの子供たちのcommunicating(chatting/dancing)のありようについて、ヴィジュアルな方法を全面に出し記述・分析する。ヴィジュアル系の国際誌に投稿予定です。これをクリアして、博論の序章や各章の導入部、結論部を修正し、単著刊行を目指しています。おそらく、静止画だらけの論考になることでしょう。

(B)ケニアの人々のつながりかた(家族/親族/「部族」/「民族」)とケータイ(携帯電話)の使用との関連について、都市部と農村部を比較。

→2013年8月に開催されるIUAESの大会で発表しました。ペーパーになる予定です。(www.nomadit.co.uk/iuaes/iuaes2013/panels.php5

(C)ケニアの聾の子供たちのcommunicatingを事例に人の「からだの動き」や「感覚」のありようを探究する。

→国際日本文化研究センターの共同研究「文明と身体」(research.nichibun.ac.jp/ja/coop/archives/s195/index.html)の成果報告として出される予定の論集/報告書用です。2013年前半に提出済みです。

 

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